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院長ブログ

夏の健康管理~食中毒に注意して~(2022.07.03更新)

今年も蒸し蒸しとした暑い夏がやって来ました。この時季は物が傷みやすいことは誰でも知っていますよね。統計によれば食中毒は一年中起こっており夏は特に多くなる、という訳です。外来にやって来る患者さんの話を聞いていると「?」❨それはないだろう❩と思う場面に時々遭遇します。数年前の秋20代の女性が下痢、腹痛で受診しました。話では前日昼同僚にもらったサンドイッチを食べずに机の中(!)に入れておいて翌日昼に食べたとのことでした。又30代の女性はやはり前日貰ったイチゴショートケーキをラップして常温保存し翌日に食べて具合悪くなったことがありました。何れも便から病前大腸菌が検出され感染性腸炎と診断されました。かといえば20代の男子学生は鶏肉を茹で残りをラップ掛け冷蔵庫で3週間(!)保存したあと食べて具合悪くなり受診しました。便からはカンピロバクター菌が検出されました。これらは常温保存の過信や冷蔵庫の過信が原因です。冷蔵庫庫内は4℃〜8℃ですし、秋であってもある程度の室温があれば物は痛み腐っていくものなのです。これらに見られる心理は『正常性バイアス』と呼ばれる社会心理学や災害心理学等で用いられる心理学用語が当てはまる状態です。自分にとって都合の悪い情報を過小評価したりまたは無視したりする認知の特性のことを指します。〘前も室温保存で大丈夫だったから今度も大丈夫〙、あるいは冷蔵庫を過信し〘冷蔵庫に入っていたのだから3週間経っていても問題ない〙という認識に問題があるのでしょう。まあ簡単に言えば自分にとって都合よく考える傾向です。話がそれましたが食べ物の保存に関して前回食中毒にならなかったからといって今回ならない保証は全くないのです。極端なことを言うと火が十分に通った物も腐ります。時間が経てば。【結語】これからの時期は食べ物の保存について短期なら冷蔵庫保存して食べる、冷蔵庫を過信して長期保存したものは摂取しないことが食中毒避けるために最低限必要です。尚、最近自動車のフロントにペットボトルを置いてそのまま口をつけ飲み何時間も直射日光の当たったものをまた飲む人を見かけます。これは唾液内の雑菌を密閉したボトル内で高温培養しているのと同じです。一度ペットグッズに口をつけたら短時間で飲み切りましょう。

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