新型コロナワクチン追加接種
昨年末から新型コロナウイルス変異株オミクロンによる第6波の爆発的感染拡大で社会が大揺れし翻弄されています。オミクロン株の怖いところはこれまでの2回接種したコロナワクチンの抗体価が時間経過で低下してきているところに加えデルタ株の3〜4倍の強い感染力あることです。更にこれまでのオミクロン株(BA・1)に変わり海外ではこれから派生した株BA・2という従来型のBA・1に比べて感染力が18%強いウィルスが増えてきています。このまま第6波でピークアウトするのか第7波に突入するのかは分かりません。内服の抗ウィルス薬も認可されましたが効果は未だ不明ですし何より十分な量が確保出来ていません。3回目の追加接種すると50%位に落ちていた中和抗体が80%に上昇すると報告されています。副反応のことを考えて3回目もコミナティ(ファイザー製)にしたいと思っている方が多いようです。モデルナ(武田製)はモデルナアームと言われる接種部位の発赤腫脹のためできれば避けたいようです。しかし、コミナティは供給量が少なく希望者全員には対応できないのが現状です。モデルナワクチンは10代20代の男性を除けば副反応の発症率はコミナティワクチンと大きく変わりません。3回目の追加接種でワクチンの種類を変えること(交互接種と言います)で同じワクチンを3回するよりも抗体価の上昇は10%程度上昇するとも言われています。これらのことを考えるとワクチン接種を受ける意思があるのであればワクチンの種類に拘らず可能な限り早く接種できるワクチンを選択しして3回目を終えるのが良いのではないでしょうか。
P.S.マスクについて。ウレタン製マスクは呼吸は楽ですが3層の不織布製マスクに比べて効果は落ちると考えられます。一概に悪いわけではないですが感染リスクの高い環境等では使い分けることが必要でしょう。